登山日 |
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2013年3月9日 |
登山時間 |
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登山口⇒稜線分岐⇒小岩岳山頂 (08:25⇒08:35⇒08:40 /往復約1時間15分) |
登山口までの移動手段 |
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自家用車 |
天候 |
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晴れ |
短評 |
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登山口までのアクセスが大変。山自体は登山口からあっという間。 |
難易度 |
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おススメ度 |
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「新・こんなに楽しい愛知の130山」
愛知の低山登山の決定版!低山だからと言ってあなどれない山々。
管理人もこのガイドブックを片手に頑張って登ってます。 |
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家から遠く、中々気軽に行けない奥三河の山に向かうことにした。3月に入り気温が上がって、雪の心配がほとんどなくなったのが理由だ。寒さも和らぎ、そして虫やヘビ等が活動を始める前に登っておきたい。
平地では異常な温かさになり20度を超えていた。出発の朝も8度。3月上旬にしては暖かすぎる。
早めに家を出たお蔭で大した渋滞もなく、県道74号線の御園トンネルまでやってこれた。まだ午前8時。これまでに比べれば驚異的な早さだ。
さて、大岩・小岩岳の登山口があるのは、このトンネル脇から伸びている林道の遥か先。大嫌いな林道にこれから挑まなければならない。本当に林道にはいい思い出がなく、無事に登山口に辿り着けるのか正直心配だ。
と言っていてもしょうがないので、早速車を走らせる。
最初からものすごい登坂である。マニュアル車だが、1速でないと登れない。対向車が来たらアウトだ。坂を上ると最初は舗装された道が続く。これがずっと続けばいいの・・・と思いながら進む。
しばらくすると舗装道が終わる。それでも意外と車が走っているのか、しっかりとした轍がある。杉林の中をゆっくりと進む。
全体的に舗装道と未舗装道が交互に現れる。雪は残っていなかったが、泥状になった場所などでは、タイヤが結構はまりそうになるほどだ。落石跡などもなかったが、何度か車の底を擦ってしまった。
乗用車でも行けないことはないが、少し大型の車では運転に注意が必要だ。
林道入り口から30分ほどで大型のショベルカーが現れた。
こんなところまでどうやって来たのかと驚いたが、この辺りは酷い泥道になっており、乗用車では通行が不可能になっていた。ガイドブックでは一番先には大きい広場があるとなっていたが、どういうことだろうか。
とりあえず車を降りて近くを確認してみると、なんと「小岩岳登山口」の看板を発見。これはかなりラッキーである。
少し車を路肩がある場所まで戻して、登山を開始することにした。
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乗用車でもなんとか可能 |
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崖崩れも多い |
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泥道でこれ以上は通行不可能 |
林道は大変だったが、歩き始めればいつもの登山と変わりはない。山では歩いていた方が楽だ。
こんな山奥なのに、意外としっかりと道は踏まれており安心。目印となるピンクのテープもあり、無事に登山ができることが嬉しい。
杉林を歩く。標高が低いと杉林は暗くなるのだが、ここはすでに900m近い高地。明るい陽射しも良く届く。
数分歩くと、稜線らしき場所に出た。
白い小さな看板があるが、禿げてしまっており読むことができない。稜線の右と左に道が続いているが、方角的には左が小岩岳、右が大岩岳のようだ。左に進む。
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小岩岳登山口 |
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登山道は歩きやすい |
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テープの目印もしっかりある |
稜線を少し歩き、坂を上ったとことに建造物を発見。ここが小岩岳の山頂のようだ。何ともあっけなく到着した。
景観は全くないし、登頂に酔っている時間もないので、すぐに次の大岩岳に向かうことにした。
登山日 |
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2013年3月9日 |
登山時間 |
: |
小岩岳山頂⇒鉄塔広場⇒大岩岳山頂⇒小岩岳登山口
(08:40⇒08:55⇒09:25⇒09:40 /往復約1時間) |
登山口までの移動手段 |
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自家用車 |
天候 |
: |
晴れ |
短評 |
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反射板など一部展望はあるが、山自体は魅力は少ない。 |
難易度 |
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おススメ度 |
: |
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「新・こんなに楽しい愛知の130山」
愛知の低山登山の決定版!低山だからと言ってあなどれない山々。
管理人もこのガイドブックを片手に頑張って登ってます。 |
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小岩岳山頂から、先ほどの稜線分岐まで戻る。ここから東にある大岩岳に向かうのだが、やはりどう見ても林道の途中から小岩岳に向けて新たに登山道が作られているようである。ガイドブックが作られてから随分と時間が経ってしまっているが、その間に多くの先人が切り開いたのだろうと思うと頭が下がる。
稜線を過ぎるとすぐに結構な下り坂となる。こんな山奥なのに結構間伐がしっかりとされており、山が明るく保たれているのは意外である。下り坂を終えると、身の丈もあるような笹が現れた。ここを通るのか・・・憂鬱だ。
間伐はしっかりされていても、さすがに登山道の手入れまではされておらず笹に揉みくちゃにされながら進む。
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分岐から稜線が続く |
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結構下る |
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ああ、、ヤブだ・・・ |
ここでちょっとしたアクシデント。急いで笹地獄を進んでいた為、突然現れた小さな崖に落ちる。落ちた先は何と林道。運が良かったのだが、その先の光景に驚いた。
鉄塔広場である。
本来はここまで来るまで来るはずなのに、、なぜ。
まあともかく、すぐその先にある「大岩岳登山口」と書かれた道に沿って進む。ちなみに鉄塔広場からの景色はなかなかだ。今まで全く景観がなかったので嬉しい。天気もいいので遠くの山まで見渡せる。
さて登山道、というよりは林道に近い道を歩くと、先の方でギェーという鳴き声が聞こえた。鹿かカモシカらしき3,4頭の家族が登山道脇へ逃げてゆく。山が深いので動物も多いのだろう。こちらの存在を知らせる意味でもクマよけの鈴は必須だ。
5分ほど登ると反射板が2基現れた。ここらはススキが覆い茂っているが、その先にはなかなかの景色が見られる。離山と日本ヶ塚だそうだ。山の名前を聞いただけでも、愛知の深い山に来ていることを実感する。ちょっと身震いがするほどだ。下にはかすかにみどり湖も見える。
さて、ここからがちょっと苦労した。
道がないのである。ススキの先には一応それらしきものはあるが、ちょっと違う。しかしいろいろ周囲を探してみたが、道らしきものはない。地図を見ても反射板から南に下って道が伸びている。
ススキの先の道に行って見る。ススキがすごく邪魔で大変なのだが、行けないこともない。稜線となっており歩けないこともない。しばらく進む。・・・が、方角も、そしてGPSでの現在地もどんどん大岩岳から離れてゆく。
これは違う。辛うじて進めるよう場場所は、まず登山道とは違う。すぐに反射板まで引き返す。
困った。。他に登山者なんていないし、どれだけ反射板付近を探しても、それらしき道が見つからない。周りは結構な崖のようになっている。ここはGPSに賭けることにした。GPSを頼りに大岩岳のある方に進むことにした。
すると登山口のあった方へと戻ってゆく。
そして登山道の途中に、、ピンクのリボンを発見!そしてその木も、山の中へ行けと言わんばかりに山中を指している。これか。さっきはもうすぐ見える反射板ばかりに気を取られていた。
リボンの先にはちゃんとした登山道があった。安心だ。ただ結構な笹があり、足に絡まるとダニが付く。殺人ダニなんてのもいるようなので、しっかりとズボンに着いたダニを落として進む。
リボンから登ること5分、ようやく大岩岳の山頂に到着した。
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このリボンを見落としていた |
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ちょっとした登り |
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大岩岳山頂 |
周りは全く景観はない。ちょっとしたスペースに山頂を示す幾つかのプレートが付けられている。苦労はしたが何とか辿り着けて良かった。
写真を撮り、すぐに鉄塔広場まで戻る。
ここでさっき自分が落っこちた笹の辺りで、カサカサと音がするのに気付いた。ベルの音も聞こえたので登山者だろう。挨拶をしたが、こんなところで会うとはびっくりだ。
帰りは鉄塔広場から林道を歩くことにした。恐らく行に見たショベルカーがある地点まで戻れるはずだ。もう笹地獄は歩きたくない。
林道はあまり車の跡はなかった。皆、あのショベルカー付近までしか来ていないのだろうか。
しばらくするとY字の分岐に出た。大岩岳の看板がある。「熊に注意」との看板も。。
さらに進むと機械の音が聞こえてきた。ショベルカーの動く音だ。なんとこの土曜日にこんな山に入って仕事をしている。ショベルカーで切り倒した木々を中型のトラックに詰め込んでいる。あのトラックでここまで登ってこれたんだ。すごい。
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林道を歩く |
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分岐、クマに注意の看板も・・・ |
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登山口に戻ってきた |
無事に車まで戻り、注意しながら林道を戻る。林道入り口まで戻って来れた時には、ひと仕事というか、難題を終えたという充実感に包まれた。
でも、もう二度と来ないかな。
登山日 |
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2013年3月9日 |
登山時間 |
: |
熊野神社⇒望月峠⇒御園富士山頂
(10:15⇒10:30⇒10:55 /神野山と合わせて往復約2時間) |
登山口までの移動手段 |
: |
自家用車 |
天候 |
: |
晴れ |
短評 |
: |
景観も何もない。笹はヤブ漕ぎ状態。ダニに注意。 |
難易度 |
: |
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おススメ度 |
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「新・こんなに楽しい愛知の130山」
愛知の低山登山の決定版!低山だからと言ってあなどれない山々。
管理人もこのガイドブックを片手に頑張って登ってます。 |
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先に登り終えた大岩岳と小岩岳へ向かう林道の入り口から、この御園富士や神野山の出発地点となる熊野神社までは、なんと車で3分。あまりにも近いのでちょっと吃驚してしまうほどだ。
まあ近いに越したことはないので、熊野神社に到着後、早速登山にかかる。
神社の道を挟んだ隣にフェンスに囲まれた建造物がある。その横に「望月峠」と書かれた標識がある。ここが登山口になる。分かり易くて良い。
すぐに土手のような登山道に変わる。意外とよく踏まれており、歩きやすい。先ほどの大岩・小岩岳に比べればずっといい。黄色い標識で望月峠を指してくれているので、それに沿って進む。杉林の綺麗な道だ。まずまず手入れもされており、光も地表まで届いている。
15分ほど登ると林道に出た。地図によるとここが望月峠らしい。林道には「立ち入り禁止」の看板がたくさん掛けられており、さすがに入る気がしない。よく周りを見てみると、「神野山」という名前を見つけることができた。しかしその先にはあまり見たくない光景が広がっていた。
笹地獄である。
さすがにここを通る気持ちは今はない。間違いなく真ダニの巣窟である。困った。しかしちょっと先を見てみると、笹はほんの数メートル続いているだけのようだ。立ち入り禁止の林道をちょっとだけ入り、そこからショートカットの要領で突っ切れば真ダニルートを通らなくてもよさそうだ。
と言う訳で、申し訳ないがトラバースのような感じで斜面を登り笹ゾーンを飛ばして進む。
すぐに登山道に合流し先に進むことができた。杉林の間を進み、稜線っぽい場所を歩くと、「また」笹が現れた。しかも今度は逃げ道のなさそうな感じだ。
一応登山道は続いているし、もう諦めるしかない。背をかがめて笹の中へ突っ込むことにした。
しかし酷い笹だ。背丈もあるような大きな笹だし、それに人があまり来ないために手入れもされていない。獣道にもなっているのか、足元には空間があるが、上の部分は笹に覆われていて腰をかがめて小さくなり進まなければならない。しかも登り。一気に登ることもできないので、少し登って休憩。
そして一番嫌なのが、休憩するごとにズボンにくっ付いている真ダニだ。1mm程の小さいものから5mm程度の大きいものまで様々。ダニで死亡する人もいるので、あまり関わりたくない生き物だ。幸いトレッキング用のズボンの為、指で弾くとすぐに落ちる。これが普通の布等では一度くっ付くとなかなか取れない。上半身はウィンドブレーカーなので全く大丈夫。
しかし滅入るなあ・・・
笹と格闘すること15分。いきなり人工物が見えてきた。
無線中継所らしいが、笹地獄をハイペースで駆け抜けてきたので、人工物がある広場に出た時にはくたくたになっていた。
とりあえずここが御園富士の山頂。良かった無事着いて。
登山日 |
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2013年3月9日 |
登山時間 |
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御園富士山頂⇒神野山山頂⇒御園富士⇒熊野神社
(11:00⇒11:25⇒11:50⇒12:15 /御園富士と合わせて往復約2時間) |
登山口までの移動手段 |
: |
自家用車 |
天候 |
: |
晴れ |
短評 |
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御園富士からの岩場は要注意。ヤブ漕ぎもなくそれなりに楽しめる山。 |
難易度 |
: |
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おススメ度 |
: |
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「新・こんなに楽しい愛知の130山」
愛知の低山登山の決定版!低山だからと言ってあなどれない山々。
管理人もこのガイドブックを片手に頑張って登ってます。 |
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御園富士から神野山へは山頂から西へ進む。しかし山頂からすぐの場所に、切り立った崖のような登山道が現れる。
中々の高さ、そしてむき出しになった岩、そして傾斜。130山の中でも五本指に入るレベルの場所かもしれない。浮石に気を付けながら、木々にしがみつきゆっくり下る。よく見るとロープも張られている。それだけの場所ってことだ。ただしゆっくり下れば通れないような場所でもないので、安心したい。
急坂を下ると杉林に戻る。辛うじてかすかな踏み跡と、ピンクのテープがあり先に進める。予想よりも登り下りがあり一気に行ける山行ではない。途中に神野山という立派な標識があるので安心して進めるが、一体こんな山奥にだれが建ててくれたのだろうかと不思議に思う。
稜線を歩き、そして杉林が少し開けて明るくなった先に最後の坂がある。その上にはまたしても人工物が見える。あそこが山頂で間違いない。ゼイゼイ息をつきながら登ると、ようやく神野山の山頂に辿り着いた。
風が強い。強い風に当たっていると風邪をひくので、写真を撮り少し休憩してすぐに下山に取り掛かった。
帰りには行に気が付かなった景色を楽しんだり、そして今度は御園富士の手前にある登りと化した急坂を進む。下から見上げても中々のものだ。ゆっくりと一歩ずつ安全を確認しながら登る。御園富士に到着すると、その先には笹地獄が待っている。
なるべく肌を出さないように準備をして笹の中へ突っ込む。しかし帰りは下りになっているので、思ったよりも順調に進める。もちろんダニは付くがスピードがある分、行よりも数が少ない。
動画も撮ったので雰囲気だけでもどうぞ。
無事に熊野神社に到着した時には、ほっと安心した。さすがに奥三河の山々。今日はこれまで大岩岳・小岩岳・御園富士・神野山と登ったが、どれもこれもアクセスが大変だったり道が悪かったりと一筋縄ではいかない山々であった。辿り着いたという達成感はあるが、もうあまり来ようとは思わないなあ、正直。
登山日 |
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2013年3月9日 |
登山時間 |
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月ヶ平登山口⇒月ヶ平山頂⇒登山口 (13:30⇒13:40⇒13:45 /往復約15分) |
登山口までの移動手段 |
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自家用車 |
天候 |
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晴れ |
短評 |
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あまりにも短いので登山という感じはしない。 |
難易度 |
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おススメ度 |
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「新・こんなに楽しい愛知の130山」
愛知の低山登山の決定版!低山だからと言ってあなどれない山々。
管理人もこのガイドブックを片手に頑張って登ってます。
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奥三河の山々が思ったよりも早く終わったので、帰りがけに以前登り損ねていた月ヶ平に寄ることにした。わずか30分で往復ができるそうなので、せっかく遠出したついでに登ってしまおうと思ったのだ。
しかしここも道が悪い。。あまり走られていない林道を走るのだが、倒れた木々や石などが散乱している。130山は登山口に辿り着くのがまず難題かも知れない。
しかも雪が結構残っている。平地は20度近い温度まで上がっているが、やはり山の上では別の世界なのかもしれない。幸いまだスタッドレスタイヤを履いていたので、問題なく走ることができたがノーマルタイヤだとちょっと雪の山道は危ないかもしれない。
登山口はすぐに見つかった。ガイドブックの写真にあるそのままの場所がそこにあった。
いきなりの登坂。杉林の中をゆっくりと登る。今日すでに4山登っているので、結構体が重い。坂を上るといささかなだらかな登山道に変わる。ここからはゆっくりと歩ける。
登山道は意外としっかりと跡がついており間違えることはない。それに立派な標識が立てられており安心できる。ただ「城ヶ山」という案内だが。
幾つかの上り坂を登ると、月ヶ平山頂に辿り着いた。山頂というよりかは城ヶ山への途中にある地点のような気もしたが、まあそれはそれでいい。こちらの目的は月ヶ平だし。山頂という感じはないが、写真を撮り来た道を戻る。
今日は奥三河の山々をメインに山を登った。遠くて中々行けない場所だが、いくつかの山を登り終えて大きな達成感を得ることができた。いろんな山があって楽しい130山だが、今日の山行も間違いなく記憶に残る山となった。
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