登山日 |
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2016年4月9日 |
登山時間 |
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石神登山口⇒くちなし台⇒雨乞山山頂⇒石神登山口
(09:50⇒10:20⇒10:30⇒11:15/約2時間半) |
登山口までの移動手段 |
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自家用車 |
天候 |
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晴れ |
短評 |
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意外と岩場が多い。山頂からの展望は良いが、登山口が分かりにくい。 |
難易度 |
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おススメ度 |
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「新・こんなに楽しい愛知の130山」
愛知の低山登山の決定版!低山だからと言ってあなどれない山々。
管理人もこのガイドブックを片手に頑張って登ってます。 |
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2016年もあっという間に春になり、久し振りの山行に出掛ける事にした。
向かったのは渥美半島にある残った雨乞山、大山、蔵王山の3山。今回は愚息も同行(抱っこ)なのでそれほど山深くなく、短時間で往復できる山として選んだ。
しかし渥美半島までは遠い。奥三河も遠いが、それとはまた違った遠さがある。まあそれでも誰も通らないひっそりとした奥三河の山道と違い、基本的に人の多い明るい車道を走って到着できるのは気分的に嬉しい。
9時過ぎに登山口付近に到着。今回は手短に山行を行いたいので、距離的に短い石神方面から登る事にした。しかしいつもの事だが、登山口が全く分からない。ナビや携帯、GPSなどで間違いなく近くに来てはいるのだが、見つからない。この130山は登山口を見つける事が最初の難関。これが上手く見つかれば1/3は制覇したも同然に思う。
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春の雨乞山 |
4月に入った渥美半島は予想以上に暑い。20度以上あるように感じる。登山口を探して愚息を抱えて歩く。
15分以上探してようやく登山口を示す看板を発見。貯水池があるのだが、山に向かってその貯水池のすぐ左側に登山口があった。良かった。
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登山口を示す案内 |
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雨乞山に向かって進む |
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右手に貯水池を見て進む |
登山口を発見できたのは嬉しいのだが、いきなりかなりの傾斜である。その傾斜を物語るようにロープも張られている。足場も砂利も多く危ない。とは言え進まなければならない。
ずるずると何度も滑りながら急傾斜を登りきる。いきなりの洗礼にしては結構な登りだった。
急傾斜を越した後は細い登山道となる。それなりに踏まれているし一本道なので、迷うことはないので有難い。それでも結構岩が多い。砂利と違って滑らないのは良いが、転ぶと怪我をするので気を付けたい。
春登山の代名詞であるヤマツツジが綺麗に咲いている。これが咲くってことは虫も出始めるので、低山登山もそろそろ終わりの時期を迎えている。
岩場からは視界が開ける。いい景色である。
この辺りになると周りの木々は低木となり、視界が良くなる。岩場も多くなるが美しい景色に力が出てくる。でも景色が良くなるということはそれだけ虫も活発に飛び回り、特に春の風物詩であるクマバチがブンブンと耳につく。温厚な性格なので危害を加える事はないと分かっていても、あのブンブンとした低音はちょっと怖いもんだ。
標高もだいぶ上がって来ると岩場の数も多くなる。雨乞山ってこんなに岩山だったのかと驚く。
山頂付近も岩場だらけでよじ上る感覚で進むと、ようやくゴールが見えてきた。
岩山らしく山頂も岩で覆い尽くされている。と言うより断崖絶壁。景色は良いが結構怖い。
景色は良いのだが、愚息を抱いているしちょっと危ないので小休憩を取ってからすぐに下山に取り掛かった。
下山は元来た道を進む。岩場なので足に気を付けながらゆっくりと降りる。
昔は本当に雨乞いの儀式がおこなわれていた雨乞山。今は登る人も少ないマイナーな山かもしれないけど、なかなか面白い山であった。
さて、次は大山だ。
登山日 |
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2016年4月9日 |
登山時間 |
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登山口⇒分岐⇒大山山頂⇒登山口
(11:50⇒12:20⇒12:30⇒13:00/約1時間) |
登山口までの移動手段 |
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自家用車 |
天候 |
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晴れ |
短評 |
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比較的登り易い山。山頂に展望台がある。 |
難易度 |
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おススメ度 |
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「新・こんなに楽しい愛知の130山」
愛知の低山登山の決定版!低山だからと言ってあなどれない山々。
管理人もこのガイドブックを片手に頑張って登ってます。 |
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先に登った雨乞山からこの大山までは車で15分足らずの距離である。本当は雨乞山からこの大山へ縦走もできるそうだが、それはまた次の機会にしたいと思う。
雨乞山から車で走り「あつみ大山トンネル」を抜けたすぐ先に5,6台の駐車スペースがあり、ここが大山への登山口となる。恐ろしいほどスムーズに登山口が見つかりびっくり。いや、嬉しいのだが。
今回は一人で登山。嫁と愚息は駐車場で待機に。さすがに愚息をおぶって3山はきつい。
最初は緩やかな登りに落ち葉、そして柔らかな木漏れ日。典型的な里山登山の図である。
しかしこの山、意外と癖のある山である。暫くなだらかな登りが続くのだが、そのなだらかな登りが結構長い。時々GPSで場所を確認しながら進んでいるのだが、山頂とは全く違う方向に登山道が伸びていたりする。結局は登山口からとぐろを巻くように登って行くのだが、歩けど歩けどちっとも山頂に向かわないジレンマに最初襲われる。
そして途中で気が付いたのだが、どうも持って来ているガイドブックとは全く違う登山口から登り始めているようだ。何故こんなことに?まあしっかりとした登山口があったので間違いはないが、持ってきた地図がほとんど役立たない状態になってしまった。ちょっと反省。
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道は穏やかだが、 |
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なかなか山頂に向かわない |
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ジレンマと他闘う |
それから少し気を付けておきたいのだが、意外と足跡が薄い。ガイドブックとは違う裏側から登って来ているせいもあるだろうが、足跡がほぼない場所もありちょっと道に迷いそうになる。しかししっかりとテープは付けられているので、これにそって歩きたい。
やがて登山道の分岐点に着く。長いと思った登山道も時間で見れば30分程の事であった。案内には雨乞山の文字も見える。確かに縦走できるようだ。進路を大山に向けて歩きだす。
途中で登山道脇からちょっと大きな物音が・・・
「へび・・・」
ま〜る書いてちょん、まる書いてチョン、、、この模様は、、マムシである。里山でも毒蛇として有名なマムシ。幸いすぐに退散してくれたので良かったが、渥美半島は確実に春が早いと実感。
この辺りから登りも少し急になって来る。途中景色などを楽しみながら先に進む。
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分岐点 |
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マムシ(見たい人はマウスを載せて) |
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景色を楽しむ |
やがて鉄塔が見えてきた。そして道も非常に歩きやすいものとなる。山頂が近い事を感じる。
ところが!山頂へと続くであろう道に、何やら細い棒のようなものがある。「枝か?」と思って近づくと、、
「ヘビだ!」
またヘビである。しかも結構登山道を塞ぐ形で寛いでいる。変温動物なので体を温めており近付いても素早い動きはできないとは思うが、なかなか目の前を通るのは勇気がいる。しかも結構大きいかも。何だろう、シマヘビかな。ちょっと分からないが、あまり刺激しないように音を立てて退散してもらった。ヘビが多いぞ。
その先には展望台があり、麓には珍しい一等三角点が。展望台からの景色はまずまずかな。渥美半島の砂浜が見える。サーフィンをする人が多いらしい。
帰りは来た道を戻る。またさっきのシマヘビが日向ぼっこしていたのには笑ってしまった。
登山日 |
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2016年4月9日 |
登山時間 |
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登山口⇒蔵王権現⇒蔵王山山頂⇒登山口
(13:45⇒14:25⇒14:40⇒15:45/約2時間) |
登山口までの移動手段 |
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自家用車 |
天候 |
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晴れ時々曇り |
短評 |
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とても整備された登り易い山。山頂には展望台や休憩所など設備も抜群。 |
難易度 |
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おススメ度 |
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「新・こんなに楽しい愛知の130山」
愛知の低山登山の決定版!低山だからと言ってあなどれない山々。
管理人もこのガイドブックを片手に頑張って登ってます。 |
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やや時間が遅くなってしまったが、本日最後の山蔵王山へ向かう。13時を過ぎているが、安全そうな山なので登る事にした。
大山登山口からは40分ほど、蔵王山の麓には立派な駐車場がありここから登山開始となる。最後の山は再び愚息を抱っこして登る。
初めて来たのだが、かなり有名な山のようでこの時間でも登っている人が少しいた。登山道も非常に整備されており、バテ気味の体にはちょうど良いぐらいだ。しかし足が重い。。
最初のうちは砂利道を歩く。登山と言うよりは境内に参拝する感覚に近い。すぐに鳥居が現れて「蔵王権現」へと出る。この辺りからやや登山道らしくなる。それでも登り易いが。
しかし足が重い。。愚息を抱っこしているとはいえ、カバンと併せても20kg程度。アルプス山行より軽いはず。やはりここ最近の運動不足によるものか。。
道は非常に整備されており、難易度で言えば最も簡単なレベルであろう。でも足が重い。息が上がる。カメのようにしか進めない。
嬉しい事にこのような低山でも合(ごう)が付けられているので、ひとつづ上がる毎に元気が貰えるようで助かる。愚息は眠り始めた。
登山開始から45分ほどで景色のいい場所に出た。蔵王権現である。もうこの頃にはバテバテになっているので一休み。
太平洋の景色がとてもいい。
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道は本当に歩きやすい |
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蔵王権現 |
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遠くに太平洋が見える |
蔵王権現まで来ればもう山頂は間近。ちょっとした広場を抜け、展望台に向かって歩く。
蔵王山山頂に到着。ここは車でも来れるので、多くの人で賑わっていた。
展望台には中に入れるようになっており、上層部は展望室となっている。一面ガラス張りでなかなか綺麗。景色を十分に楽しめる。また2階では軽食も売っており、休憩もできる。中々の設備が整っている。
極めつけは外にあるトイレ。ガラス張りになっており、用を足しながら景色を堪能できる。ちょっとすごい。
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三角点もある |
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ガラス張りの展望室 |
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誰もいないのを確認してパシャ |
山頂の売店でジュースとみたらし団子(160円/2本)を購入。焼きたてだったのでとてもおいしい。ジュースも疲れた体に沁み渡る。あまり食べたり飲んだりするとまだ下山があるのでほどほどにしなきゃならないのだが、綺麗な景色を眺めながらの休憩はどうしてもたくさん食べてしまう。
なおここには登山証明書が置いてあるので、記念に持って帰る事もできる。
休憩をして下山へ。足がガタガタ、腰も痛くなってきたが何とか鞭打って無事下る。
今回は愚息を連れての渥美半島の3山だったが、無事怪我をする事なく達成できた。久し振りの山行だったので体は悲鳴を上げているが、非常に楽しめたのは言うまでもない。難易度もそれぞれ、景観もそれぞれ良い山々であった。奥三河のような暗い杉林ゾーンがないので最初から明るく楽しく登れること、そして山と海の景色を楽しめるのが渥美半島の山行だと思う。春もいいけど冬も十分楽しめると思うので、次はやはりもっと寒い時期に来てもいい。
やはり山は楽しいなあ。
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